あけましておめでとうございます。気が付いたら2025年になっていました。
2024年の年末はグランプリは毒島誠選手、クイーンズクライマックスは遠藤エミ選手が優勝と、順当に実力のある選手が大きな波乱なく勝った印象があり、普通に楽しく観戦してました。
1月も下旬となり、既に今年のSG戦線に影響を及ぼすG1地区戦が始まっていますが、G1やSGに出場するボートレーサーは情報も多いので今日はB1だけど隠れた実力派ベテランボートレーサーを取り上げようと思います。
今回注目したのは3645 淺田千亜希選手。

なんとなく前髪上げてるイメージしかなかったんですが最近こんなに前髪パッツンなんですね。
淺田千亜希選手は養成期72期で1993年デビューのベテラン女子ボートレーサーです。
淺田選手はかつてはSG戦に出場したり、男女混合のG1戦で優出するなど男子選手に引けを取らない実績のある選手でした。
現在は2018年後期以降ずっとB1級とB2級を行ったり来たりしています。そのためG1戦のようなビッグレースへの出走はほとんどありません。
ですが、淺田選手は年齢とともに勝率が下がってB級になった選手ではありません。
なんと、2024年後期に叩き出した勝率は6.41。通常ならA1級の勝率です。
ではなぜB1級に在位しているかというと、純粋に出走数が足りないから。
幾度となく話題にしてますが、ボートレーサーの等級は勝率の上位順の他、A1級90走、A2級70走、B1級50走以上という出走回数の下限が決められています。
淺田選手は50走は超えているけれど70走には足りなく現在B1級です。
「たまたま前回調子よかったんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、淺田選手はA2級からB1級に落ちた2018年後期以降もほとんどの審査期間でA2級の勝率を上回る勝率を残しています。
A級の実力を持ちながらずっとB級にいるのでG1などのビッグレースには斡旋されず、よく出走表を見ないと実力に気づきにくい選手となっています。
ちなみに淺田選手の同期72期の選手で、2025年前期適用の勝率が淺田選手より上の選手は3654 武田光史選手ただ1人です。
昔からボートレースを楽しんできた人は淺田選手の実力を十分知っており、たまにしか出走しないけど走ったら強い淺田選手のことを「最強のパートタイマー」と呼ぶ人もSNS上では見かけます。
ここ数年でボートレースにはまった人にとっては「出てきたら買え」くらいに覚えておいた方がよいでしょう。
さらに言うと、4コースの1着率、2コースの3連対率が非常に高いです。

淺田が走るなら絶対に舟券上きり捨てない、4コースなら4頭で流す、くらいに考えると実力以上においしい配当に巡り合えるかもしれません。
最近若い人にボートレースが広まってきて、伸び盛りの若手選手はすぐに見つかって勝利してもそこまで高配当ではないこともあるので、淺田選手のような隠れたベテラン実力派選手を一般戦の中で見つけて穴を狙うのもよいかもしれないと思う今日この頃です。