ボートレーサーファン手帳に掲載の能力指数を信じてみる

気づいたら、「ボートレースファン手帳」がネット上で公開されていました。

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凄い情報量の画像データ~~~。
全選手の情報だけでなく、各場のデータやSG出場条件や歴代優勝者なども載っていて、ボートレースファン必読の内容です。

このボートレースファン手帳に載っている「能力指数」。以前からあるのは知っていて、ボートレース公式サイトの選手データに記述されているのは知っていましたがあまり注目していませんでした。

でも、この能力指数で、A1の中でもより強い選手がわかるらしいのです。確かにA1と言っても200人以上いるのでグレードレースでよく見る選手と、A1だけど知らなかったな~という選手がいると思っていました。一番上の等級であるA1内でも結構レベルの差があるんですよね。

ボートレーサーの能力指数とは

定義はボートレースファン手帳の23ページを見てください。無料で見られます。

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ざっくり言うとレースのグレードごとに細かく定めた着順点を出走数で割ったものです。通常の勝率計算の着順点もレースのグレードや優勝戦か否かで点数が少し違いますが、レースグレードによる差は3点程度しかありません。しかしこの能力指数の算出基準点はレースグレードによって、より点差がつくようになっています。なんと一般戦の優勝の点数とSG、G1の予選6着が同じ点数です。つまり一般戦だけで勝率を上げるよりもSG、G1により多く出場する方が能力指数的には価値があるのです。

ちなみに、ファン手帳によると能力指数は以下のような実力の目安になるそうです。

能力指数実力の目安
70以上SG・G1トップクラス 
65以上SG・G1常連
55以上A級上位の実力
50以上一般A級の実力
45B級の実力
ボートレースファン手帳より引用

ほうほう。なるほど。ちなみに等級別に能力指数の平均と最大、最小を調べてみるとこんな感じです。

平均最大最小
A158.617551
A251.716049
B146.195734
B240.315130

これはファン手帳に載っていなかったので自分で計算しました。B2級の選手は前期または今期の能力指数が0の選手は外しています。

なんでファン手帳は全部画像データなのに計算できたかって?

なんと能力指数はレーサー期別成績に入っているのでテキストデータでダウンロードできるのでした。

個人的に能力指数の高さで覚えておいた方がよさそうな選手群をまとめてみました。

SG・G1トップクラスの選手はこの人たちだ

今期の能力指数がトップクラス、70以上の選手たちはこの人たちだ。

「能力指数差」というのは今期と前期の能力指数の差です。マイナスがついていれば前期よりも能力指数が下がっており、マイナスがついていなければそれだけ能力指数が上がっているということです。

登番名前漢字前期能力指数今期能力指数能力指数差勝率
3942寺田祥A1707557.78
4337平本真之A1697567.42
3854吉川元浩A1697567.19
4344新田雄史A1707447.59
4320峰竜太A17573-28.17
3783瓜生正義A1737307.20
3779原田幸哉A1687357.09
3415松井繁A1727316.79
4238毒島誠A17372-17.96
4477篠崎仁志A1717217.22
4371西山貴浩A1697237.21
4524深谷知博A16272106.50
4444桐生順平A1717108.03
4024井口佳典A1717107.90
4262馬場貴也A1697127.79
4418茅原悠紀A17271-17.16
3941池田浩二A1707007.97
4686丸野一樹A1627087.42
4044湯川浩司A17370-37.19
3557太田和美A1647067.08
3388今垣光太郎A1707006.96
4586磯部誠A1657056.85
3744徳増秀樹A17170-16.73

勝率も高い選手ばかりですが、かといって勝率1位の峰選手が能力指数も1位ではないんですね。

でも本当にSGでよく見るトップ選手ばかりです。

4524 深谷知博選手、4686 丸野一樹選手、4586 磯部誠選手は比較的若いのにトップ中のトップに名前を連ねていてすごいですね。とはいえ3942 寺田祥選手、3854 吉川元浩選手といったベテラン選手も前の期と比べて能力指数を伸ばしています。

SG・G1常連の選手たち

続いて能力指数65以上の選手たち。

登番名前漢字前期能力指数今期能力指数能力指数差勝率
3590濱野谷憲吾A1656947.47
3719辻栄蔵A1636967.17
4350篠崎元志A17069-16.77
4074柳沢一A1656946.71
4808松尾拓A15969106.46
4168石野貴之A1666936.27
3897白井英治A17268-47.79
3780魚谷智之A17068-27.13
3960菊地孝平A17368-56.89
4503上野真之介A1626757.62
4013中島孝平A1616767.58
3959坪井康晴A1626757.29
3721守田俊介A1656727.26
4296岡崎恭裕A1666717.13
4205山口剛A1666607.42
3826村田修次A1606667.08
4831羽野直也A1626647.06
4659木下翔太A1656616.98
4682大上卓人A1606557.34
4188久田敏之A1616547.16
4848仲谷颯仁A1606556.77
4688永井彪也A16865-36.56

まぁこの人たちもよく見ますわ。前期は70超だった3897 白井英治選手は逆にもっと能力指数高い印象がありました。4168 石野貴之選手も勝率はA1ギリギリでしたがSG優勝を何度もしている選手ですからさすがに能力指数は高いですね。

上の等級なみの能力指数を持つ選手たち

能力指数65超の選手たちは有名選手ばかりですし、4831 羽野直也選手、4848 仲谷颯仁選手のような比較的若手であっても活躍目覚ましく名前をよく聞くので意外性は少なく、むしろチェックできていない選手がいたら覚えおけ、という感じでした。

やはり今後活躍する選手、穴をあけてくれる選手を探す身としては、今の対外的な実力よりも高い能力を保有している選手を見つけ出すことが重要。

そこで今の自信の等級よりも上の等級の能力指数の平均と同等か、それ以上の能力指数を持つ選手を探してみました。

まずはA1並みの能力指数を持つA2選手

登番名前漢字前期能力指数今期能力指数能力指数差勝率
3837秋山広一A2536076.06
4189川上剛A2556055.87
4095福来剛A26258-46.53
4083福島勇樹A26058-26.01
4049荒川健太A2515875.97
3918深井利寿A2555835.94
3256三角哲男A2565825.86
4163山崎裕司A2545845.85

4095 福来剛選手は勝率はA1級ですが出走回数が90走に満たなくてA2になっているので、実力がA1レベルなのは当然かもしれません。

続いてA2級並みの能力指数を持つB級選手

登番名前漢字前期能力指数今期能力指数能力指数差勝率
3436柏野幸二B1525754.88
4714喜多須杏奈B1535415.40
4112大久保信一郎B15453-14.89
4825倉持莉々B15552-35.51
3645淺田千亜希B1495125.98
3188日高逸子B25451-35.60
4958溝口海義也B1475145.47
3175渡辺千草B1515105.41
4529嶋義信B1505115.18

B2級の日高逸子選手については言わずもがな、という感じですね。

能力指数急上昇中の若手選手

ボートレースファン手帳には「能力指数大幅アップ選手ベスト25」というランキングが載っていて、前述の4524 深谷知博選手が1位、4808 松尾拓選手が2位となっています。
ただ、このランキングは2連対率か出走回数で一定より上の選手しか掲載していないのか、元々勝率が低めの選手がランキングに入っていません。新人選手だとすごく低い能力指数から1期で急激に上がってしまうことがありランキングが若手だらけになってしまうのでどこかで下限設定をしているのだと思います。

そこで、能力指数60未満で前期との能力指数差が大きい選手を出してみました。

登番名前漢字前期能力指数今期能力指数能力指数差勝率
5013山下夏鈴B13747104.98
4150山田雄太A2445396.23
5121定松勇樹A2415095.75
2930新良一規A2415095.64
5070中島航B1394895.16
4806佐藤享子B2344394.22
5088高憧四季B1384684.35
5027重冨勇哉B1384684.26
5128坪井爽佑B1293782.14
4049荒川健太A2515875.97
4900中田夕貴A2435075.56
3797岩井繁B1414874.74
4491田中堅B1404774.51
4898菊地敬介B2404774.48
3970亀山高雅B1404774.45
3778安達美帆B1384574.10
5142常住蓮B1364373.51
4881檀将太B2344173.20
5132中野希一B1334072.87

5121 定松勇樹選手、5088 高憧四季選手など最近急激に強くなっていると感じる若手が出てきまいた。この人たちは名前を覚えいておいても損はないかもしれません。

今まであまり気にしていなかったのですが、能力指数は等級だけではわからない選手の実力を判断するのに参考になりそうなので今後はもう少し注目していこうかと思います。

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