1カ月早い2024年後期ボートレーサー等級審査予報

もはや恒例となってきました。
2024年4月30日で終了する来期のボートレーサーの等級審査。3月末の時点の勝率で、これからA級に上がりそうな注目選手をピックアップしてみます。

ちなみにA1級は90走以上、A2級は70走以上、B1級は50走以上という出走数の規定があります。また、事故率が0.7以上の場合は勝率、出走数に限らずB2級となります。
勝率については全選手の勝率上から順で20％、というとり方をするので確定ではないですが、
A1は6.18～6.24くらい
A2は5.40～5.47くらい
が例年では多い気がします。

意外なA級落ちは少なそう

毎回A級に上がりそうな選手と、A1級常連の有名選手なのにこのままでは危ない！という選手に注目してきましたが、今回、意外なA級落ち危機選手がほとんどいません。

かつては石野貴之選手（その後持ち直し）、田村隆信選手（その後持ち直し）、平高奈菜選手（現在A2級）、大山千広選手（ケガ等で現在A2級）などの人気選手の名前も挙がってきました。

しかし、今回、SG常連の超有名選手だけど出走数がギリギリだったり、勝率がこのままでは危ない、という選手がいません。峰竜太選手はまだ90走に満たないですが、現在73走で、審査期間終了までに3節斡旋が入っており、A1級に必要な90走は余裕で超える見込みです。

また、守田俊介選手も現在70走で4月中は残り2節しか斡旋がないため出走数がかなりギリギリではありますが、ほとんどの出走日で1日2走組んでもらえれば不可能ではない斡旋数で、有名選手だから出走数はどうにかなるのではないかと思います。

そんなわけで今回は主に若手選手の昇級メインで注目していきます。

B級からA1に飛び級するかも選手

まずは現在B1級からA2すっ飛ばしてA1級になれそうな選手

登録番号	選手名	養成期	現在等級	現在勝率	備考
5068	前田滉	123期	B1	6.78	復活
4903	吉田凌太朗	117期	B1	6.77	復活
3349	吉田一郎	62期	B1	6.59	復活
5191	飛田江己	128期	B1	6.49	初A級
4207	松下一也	91期	B1	6.36	復活

注目はこの2人

5068 前田滉選手は同期の山崎小葉音選手と結婚したことも話題になった若手選手。実力は同期の中でも随一で、優勝回数は6回、今年2月にもオールB級戦で優勝していますし、峰竜太選手との直接対決で何度勝っている峰竜太キラーとしても密かに知られています。以前にもB1級からA1級への昇格を果たしており、今回の飛び級も不思議ではありません。事故を減らしてA1級定着と、グレード戦での活躍を期待したいところです。

2人とも勝率は十分ではありますが、あと1カ月でぼろ負けしたり事故点とりすぎると昇格は絶対とは言い切れないので気を抜かずに見守りたいです。

初A1昇格になりそうな若手選手

お次は初のA1級昇格がかないそうな若手選手に注目です。若手選手の定義はおおむね登録番号5000番以降（養成期121期～）としています。

登録番号	選手名	養成期	現在等級	現在勝率	備考
5217	藤原碧生	129期	A2	6.85	初A1
5075	中島秀治	124期	A2	6.56	初A1
5058	前原大道	123期	A2	6.44	初A1
5056	西岡成美	124期	A2	6.41	初A1
5166	仲道大輔	127期	A2	6.37	初A1
5267	石本裕武	131期	A2	6.25	初A1
5112	砂長知輝	125期	A2	6.22	初A1
5005	石田貴洋	121期	A2	6.19	初A1

全員出走数はA1基準の90走を超えていますが、5112 砂長知輝選手、5005 石田選手は勝率がぎりぎりの可能性があるのでこの1カ月が勝負です。

注目はとにかく出世が早いこの2人！

129期や131期なんてついこの間デビューしたばかりじゃない！と思ってしまいますが実際にまぐれではなく着実に腕を上げている感じはあり、期待できる若手たち（とはいえ舟券のうまみは全くない）ですね。

さりげなく5056 西岡成美選手も順調にA1級に昇格しそうで、姉妹でボートレーサーで若くてかわいい、という見た目だけではなく実力でも注目選手に育ってきたのは嬉しいですね。

結果は1カ月後。みんな事故やケガなく2024年前期を走り切ってほしいですね。