2021年後期、石野貴之選手はA1級維持できるのかシミュレーション

昨日も書きましたが、ボートレース2021年後期の等級審査期間は4月末まで。

巷では4843 深尾巴恵選手がフライング休みに入る直前で勝率3.8を達成したので途中帰郷したこともちょっと話題になっていました。

今日はA1級からの降格が危ぶまれているSGウィナー、4168 石野貴之選手が4月末まにどのくらいの着をとる必要があるかを検討してみました。

【更新】2021年4月25日現在の最新状況アップしました。↓


【更新】2021年3月28日、ボートレースクラシックの結果が出たのでシミュレーションを更新ました↓

【さらに更新】G1ダイヤモンドカップ後の最新状況アップしました。

着順点についておさらい

勝率=着順点÷出走数
ですが、レースのグレードにより着順点が異なるので注意が必要です。
ボートレース公式サイトには一般戦の場合しか表になっていないのですが、まとめるとこんな感じです。

着順一般戦優勝戦G1,G2G1,G2優勝戦SGSG優勝戦
1101111121213
2899101011
3677889
4465768
5243546
6132435

G3は一般戦と同じ着順点です。

石野選手の現状の勝率と4月までの斡旋状況

では、石野選手の現状の出走数と勝率をまとめてみましょう。

レース数勝率着順点期間勝率
現状675.46366
必要236.241968.522

A1を維持するためにはあと最低でも23回の出走と、196点程度の着順点が必要です。23走で196点をとるには勝率8.522以上、つまり、全部3着でも足りない状況です。

まずは23走は超えられるのか、4月までの斡旋を調べてみます。

SGレース1節、G1レース2節、一般戦1節の斡旋が入っており、少なくても1日1走はするのと、すべて1走しかないということはないと思うので出走数は何とかなりそうです。

では着順点はどうでしょうか。

直近の着順を入れてシミュレーション

石野選手の直近の節間成績はこんな感じです。


予選は2日に1回2走する日があると仮定して、以下のような表を作ってみました。

石野選手は昨年もSGボートレースクラシックに出場しているので、クラシックはその時の着順を、他のG1と一般戦は上に示した直近のG1、一般戦の着順を入れてみました。

SG ボートレースクラシック3/233/233/243/253/253/263/273/28合計
着順12323231
着順点121081081081278
G1 太閤賞競走開設65周年記念4/14/14/24/34/34/44/54/6合計
着順41136615
着順点5111172211352
G1 ダイヤモンドカップ4/104/104/114/124/134/144/15合計
着順6266561
着順点2922321131
一般 津PR第1戦チャンピオン大集合!4/224/224/234/244/244/254/26合計
着順3163143
着順点61016104743

この場合、一般戦に出場しなくても出走数は足りそうなのですが、着順点がどちらの場合も足りません。

出走数着順点必要着順点
G1,SGのみ23161196
全斡旋30205239

ちなみに、昨年のSGボートレースクラシックでは石野選手は予選順位1位でとても調子が良かったようです。一方で最近のG1レースでは予選突破できていないことが多いようなので、SGの着順がよかったとしても2回のG1レースの着順がものを言うことがわかります。

ボートレースクラシックのあまり成績が良くなかったら?

最も着順点が高く、もうすぐ始まるSGレース、ボートレースクラシックで昨年のような実績が出せず、2連対なしだった場合、もうA1昇格は無理なのでしょうか?

こちらもシミュレーションしてみました。

例えばボートレースクラシックでは1回だけ3着、それ以外は4,5着となった場合です。

SG ボートレースクラシック3/233/233/243/253/253/263/273/28合計
着順54345454
着順点4686464644
G1 太閤賞競走開設65周年記念4/14/14/24/34/34/44/54/6合計
着順41132133
着順点5111179117768
G1 ダイヤモンドカップ4/104/104/114/124/134/144/15合計
着順2132133
着順点91179117761
一般 津PR第1戦チャンピオン大集合!4/224/224/234/244/244/254/26合計
着順1211211
着順点10810108101167
出走数着順点必要着順点
Gのみ23173196
全斡旋30240239

何とか6.24の勝率を超えさせるためにその後のレースの着順を入れてみたところ、SG以降のレースはオール3連対、一般戦はオール2連対かつ優勝すればギリギリA1の着順点はカバーできそうです。

ボートレースクラシックが全部6着だったらもう絶望なの?

ボートレースクラシックで6着とったらハイ、もう終わり~~~~的なことになるのかなと考え、最悪のパターンもシミュレーションしてみました。

SG ボートレースクラシック3/233/233/243/253/253/263/273/28合計
着順66666666
着順点3333333324
G1 太閤賞競走開設65周年記念4/14/14/24/34/34/44/54/6合計
着順66311111
着順点227111111111271
G1 ダイヤモンドカップ4/104/104/114/124/134/144/15合計
着順1111111
着順点1111111111111278
一般 津PR第1戦チャンピオン大集合!4/224/224/234/244/244/254/26合計
着順1111111
着順点1010101010101171

この場合、住之江のG1の途中から無双しはじめて、G1レース2つと一般戦を優勝すれば(かつG1、一般戦一つずつは完全優勝)ギリギリ着順点クリアできます。

出走数着順点必要着順点
Gのみ23169196
全斡旋30240239

なので、直近のボートレースクラシックがもし成績がふるわなくても希望はある!

逆に、ボートレースクラシックで優勝したとしても、それ以降の3節で成績が悪いと、SG覇者なのにA2ということが起こりえるかもしれません。

A2になったらどうなるの?

では、もし石野選手がこの勝負駆けにうまくいかず、2021年後期からA2級になった場合、どうなるのでしょうか。

■SGレース

ボートレースオールスター(5月)
5月の開催でまだA1級なので普通に出場できます。

グランドチャンピオンシップ(6月)
オールスターを優勝すれば優先出場できます。
また、時期的にまだA1ですし、クラシックの順位によっては出場できる可能性はあります。

オーシャンカップ(7月)
元々このレースは条件を満たしていればA1以外でも出場できるレースなのですが、G1、G2レースでの着順点上位順の選出なので、そちらの条件が厳しい可能性が高いです。

ボートレースメモリアル(8月)
出られない可能性が高いです。

ボートレースダービー(10月)
出られない可能性が高いです。

チャレンジカップ(11月)
賞金上位34名で等級制限なしなので、クラシックやオールスターで優勝していたり、優出したりしていれば出場の可能性はなくはないです。

グランプリシリーズ(12月)
賞金ランキング60位までなのでこれからの活躍次第では出場できます。

■G1レース
ボートレース公式サイトでは「G1は優勝賞金が480~1,500万円のレースで、原則としてA1級レーサーが出場でき……」と書いてあるので7月以降G1レースへの斡旋がなくなる可能性があります。

そうすると、勝率は上がっても賞金が高くないため、チャレンジカップやグランプリシリーズへの挑戦が難しくなってくるということがあるかもしれません。

そしてこれを書いていてふと気づいたのですが、獲得賞金が出場条件になっているSGレースは等級の制限がないようなのですが実際にA1級以外で出場した選手っているのでしょうか。

今度調べてみようかなと思いました。

タイトルとURLをコピーしました