6月と言えばグラチャン、盛り上がってますね。
そんな中ですが、今更ですがボートレース徳山から、2020年10月に引退した今村豊さんの特設サイトが公開になっていることを知りました。(2021年1月に公開されていたみたいですが)
それがこちらです。
この特設サイトには今村氏の功績が細かく載っており、1981年のデビューからの勝率や優勝回数を知ることができたので現役最強と謳われる峰竜太選手と比較してみました。
デビュー初出走初勝利の新人
今村豊さんのデビューは1981年。
なんと、初出走で初勝利を飾ります。
ボートレースではデビューした新人の初勝利までの平均日数はだいたい1年くらいと言われています。
そんな中でデビュー初出走初勝利はとても珍しく、1年に1人いるかいないかという貴重さです。全員調べきれたわけではないですが、ちょっと調べて分かった範囲ではデビュー初出走で初勝利を飾った選手は他に以下のような選手がいました。
登番 | 選手名 | 2021年後期 |
3918 | 深井利寿 | A2 |
4028 | 田村隆信 | A1 |
4166 | 吉田拡郎 | A1 |
4289 | 落合直子 | A2 |
4325 | 新出浩司 | A2 |
4343 | 村岡賢 | B1 |
4362 | 土屋智則 | A1 |
4409 | 坂元浩仁 | A1 |
4437 | 中田元泰 | A1 |
4441 | 末永由楽 | A2 |
4524 | 深谷知博 | A1 |
4557 | 松尾光広 | B1 |
4635 | 峰重力也 | B1 |
4686 | 丸野一樹 | A1 |
4702 | 三浦敬太 | B2 |
4836 | 大谷健太 | A2 |
5028 | 原田才一郎 | B1 |
デビューからの勝率推移がスゴイ
特設サイトには1981年のデビュー年からの引退年までの勝率推移が公開されていたのですが、なんと今村豊氏はデビュー年に勝率6点超え。
デビュー初出走初勝利はまぐれではなく、当初から実力があったことがわかります。
半期ではなく年間なので純粋な比較はできないのですが、峰竜太選手のデビューからの半期ごとの勝率と比較してみました。
細かすぎて分かりにくいですが、デビューから勝率が上がる速度が非常に速い峰選手よりもさらに速く勝率が上がってきさらに7点台、8点台を長く維持しています。
上述の通り、今村氏の勝率は半期の成績ではなく年間であることや、年によってグレードレースの着順点が変更になったり、プロペラ制度も変わったりと純粋な比較ができるものではありませんが、今村氏はデビュー直後からすぐに第一線で活躍していたということがわかりました。
デビューからの優勝回数がスゴイ
勝率が高いということはきっと優勝回数も多いはず。
と、いうことでデビューから17年目までの年間の優勝回数も今村氏と峰選手で比較してみました。
それがこちら。
回数だと峰選手のほうが多いのですが、今村氏はなんとデビュー2年目で5回も優勝と、とにかく早くから活躍していることがわかります。
峰選手は12年目からが特に優勝回数が多くなった印象ですね。
どちらもすごいのですが、今村豊氏は早熟というか、デビュー後すぐに活躍していたことがわかりました。
2992 今村豊選手はやっぱりすごかった
最近ボートレースを始めた人には「競艇界のレジェンド」「競艇界のプリンス」という今村氏の異名は聞いたことがあってもデビューが1981年なのでそんな昔のことはさすがに知らん、という感じだと思いますが、改めて調べてみるとデビュー直後からすごい功績がありました。
そのうえ引退するまで一度もA1級から陥落したことがなく、高い勝率を長年ずっとキープしていたというのもすごいことです。
ただ、今村豊氏が多くの選手から尊敬されていたのは成績だけでなく、努力を惜しまない勤勉な態度や人柄もあってのことのようです。
まだまだA1の勝率と実力を持っていながら惜しまれつつも引退を決めたのは2020年11月から男子の最低体重が上がり、体重管理が難しいと判断したからだそうです。
今はボートレース関連のイベントなどに出られているようなので、今後も無理しない程度にボートレース界を盛り上げてほしいですね。