4月末までの審査期間だった2022年後期の等級審査が確定し、5/14にボートレース公式サイトに選手別期別成績のダウンロードデータがアップされていました。
このデータ、非常に有益なのですが、テキストデータなので、ちょっと加工したほうが見やすくなります。以前からこのダウンロードデータをまとめて経年で選手の等級の推移がわかるエクセルデータを作っていたので、最新の2022年後期の等級データも入れてダウンロードデータとしてまとめなおしました。合わせて、前期限りで登録がなくなった選手(=引退選手)もまとめます。
2022年後期追加 2001年から最新までのランク一覧
細けぇ~~~~、という見た目ですが、以前よりまとめているボートレーサーの等級の推移が色分けで一目でわかるデータ(↓こんなの)の最新版です。
養成期と22年後期の等級列を追加しています。
2022年後期の等級が入った最新版ボートレーサーランク推移はこちら↓
「ダウンロードはこちら」を押すとGoogleDriveでエクセルファイルを開きます。ブラウザ上でも閲覧できますが、元々デスクトップのエクセルで作成してるのでGoogleDrive上からダウンロードして閲覧するのがおすすめです。
130期追加 デビューからのランク推移
デビュー期を起点として何期目でどのランクだったかわかるデータも最新版にしました。
こんなやつ↓
これも超細かいのですが、等級UPの速度を比較できるので個人的にはかなり便利です。
養成期86期から130期までのデビューからのランク推移データはこちら
こちらもGoogle Driveで開きますが、ローカルに落とした方が操作しやすいです。
2022年前期までで引退の選手
有名選手の場合は引退の情報がスポーツ新聞などで取り上げられますが、多くのボートレーサーは明確に引退発表がされないため、本人がSNS等で発表しない限り、はっきりと引退がわからないまま、気づいたら斡旋がなくなっており、登録が消えているという選手が結構います。そのため、2022年前期まで登録があり、2022年後期では登録がなくなった選手(2021年前期までで引退した選手)をまとめてみました。
これまであった登録が2022年後期からなくなっている、という基準のため、まれに一期間だけ登録がなくなっている場合などがあり、引退ではない選手も含まれているかもしれません。
登番 | 名前 | 養成期 | 22前期 | 理由など |
2841 | 吉田稔 | 42 | B1 | 2022年3月1日が最後の出走 |
2958 | 井川正人 | 47 | B1 | |
3020 | 若女井正 | 49 | B1 | |
3142 | 西茂登子 | 54 | B1 | |
3153 | 前川竜次 | 54 | B1 | |
3200 | 熊谷直樹 | 56 | A2 | 成績低迷していた際、フライングをきっかけに気持ちが切れた |
3485 | 竹村祥司 | 66 | B1 | |
3498 | 白石浩二 | 67 | B1 | |
3555 | 野添貴裕 | 69 | A1 | 病気を理由に2021年10月に引退 |
3592 | 橋本健造 | 71 | B1 | |
3622 | 山崎智也 | 71 | A1 | モチベーション喪失を理由に2022年4月に引退 |
3666 | 内野省一 | 73 | B1 | |
3698 | 小巻良至 | 74 | B1 | |
3723 | 白井弘文 | 75 | B1 | |
3755 | 吉村和也 | 76 | B1 | |
3789 | 和田敏彦 | 77 | B1 | |
3823 | 本部真吾 | 78 | B1 | |
3846 | 藤井理 | 78 | B2 | |
3858 | 織田猛 | 79 | B1 | |
4026 | 小林晋 | 85 | B1 | 2022年1月12日レース中の事故で逝去 |
4185 | 藤原真也 | 91 | B2 | |
4338 | 白石佳江 | 96 | B1 | |
4585 | 渡邉千晴 | 105 | B2 | |
4807 | 岡悠平 | 114 | B2 | |
4833 | 吉崎悠司 | 115 | B2 | |
4841 | 高橋悠花 | 115 | B1 | |
4927 | 関野文 | 118 | B2 | |
5080 | 鈴木慶太 | 124 | B2 |
4807岡悠平 元選手、4841 高橋悠花 元選手は引退後Twitterで競艇関連の発信をよく見ます。
B1級、B2級で引退した選手は「魔の8項」と呼ばれる選手会の規定で4期通算勝率が3.8を超えないための引退勧告が理由である可能性が高いかと思います。2841 吉田稔 元選手については、65歳という高齢であったこと、勝率も直前は3.8程度であったこともありますが、引退した節の1節前のボートレース多摩川でのレースで4026 小林晋選手が亡くなるきっかけとなったレースに一緒に出走しており、その際小林選手の艇とぶつかり、妨害失格となっています。そのため、吉田 元選手についてはこのレースが引退のきっかけになったのではないかということも噂されているようです。
レース中の事故自体痛ましいものですが、単機の事故ではないとなるとその相手もいたたまれないものでしょう。改めてボートレース中の事故の撲滅を願う限りです。
2022年後期初A1選手
前回の速報ではB級からA1にジャンプアップした選手をピックアップしましたが、Excelにデータをまとめたことで過去の等級も明らかにできたので、今回初A1に昇格する選手をまとめてみました。
登番 | 名前 | 養成期 | 22後期 | 22前期 |
4403 | 木下大將 | 99 | A1 | A2 |
4463 | 三苫晃幸 | 101 | A1 | A2 |
4598 | 加藤政彦 | 106 | A1 | A2 |
4600 | 井内将太郎 | 106 | A1 | A2 |
4706 | 三浦洋次朗 | 110 | A1 | B1 |
4857 | 加藤翔馬 | 115 | A1 | A2 |
4872 | 山下流心 | 116 | A1 | A2 |
4904 | 松本一毅 | 117 | A1 | A2 |
4964 | 土屋南 | 119 | A1 | B2 |
4967 | 中村魁生 | 119 | A1 | A2 |
さらに注目は、初A1ではないものの、すっごく久しぶりにA1になった選手がいました。それがこちら
4009 小林一樹選手。養成期は84期。1979年生まれの43歳。A2級であったことは多々あるのですが、前回A1だったのは2005年前期の1期のみ。2005年って17年前⁉
さすがデビューが若く選手生命が長いボートレーサーだからこそあり得る等級の変遷という感じがしますね。しかもこの小林選手、直近3年間はずっとB1級でしたので、今回B1→A1のジャンプアップでした。2023年前期もA1級を維持できるのか、注目です。
それでは今日はここまで。