2022/12/18(日)、ボートレースの発祥地と言われるボートレース大村で優勝賞金1億円を賭けたビッグレース、ボートレースグランプリの優勝戦が行われました。
昨年は優勝戦が3連単不成立という事故レースで大きな話題となりましたが、今年は誰が勝ってもグランプリは初優勝という優勝戦メンバーの中、昨年もグランプリ優出していた1号艇の3897 白井英治選手が優勝しました。
白井英治選手はSG優勝経験は2回ありますが、グランプリは初。師匠の今村豊さんも獲ることができなかった師弟悲願の黄金ヘルメットの獲得となりました。
2022年の賞金王はまだわからん
グランプリの優勝賞金は1億円、2着は4700万円です。今回2着は現在獲得賞金1位にいる4262 馬場貴也選手。
12月17日時点の獲得賞金が
馬場選手:139,918,000円
白井選手:85,857,457円
今回のグランプリの賞金を足すと
馬場選手:186,918,000円
白井選手:185,857,457円
白井選手、微妙に1位に届かない。
過去を遡ると2014年のグランプリで4418 茅原悠紀選手が優勝した年は茅原選手が1億円獲得したものの、年間の獲得賞金は1位の3960 菊地孝平選手に届かずということがありました。
ただ、今回の馬場選手と白井選手は獲得賞金の差が106万円ほどで、かつ、白井選手は12/27〜1/1の斡旋が入っています。優勝戦は1/1になるものの、年内にその前5日間レースがあるのでその獲得賞金で106万円を超えることはあるのか、ないのか?細かすぎてもうよくわかりません。教えて偉い人。
グランプリ覇者でもSG戦線しばらくF休み
今回見事にグランプリ覇者となった白井英治選手ですが、今年はSGボートレースメモリアルの優勝戦でフライングを切ってしまっており、12カ月間SG出場停止処分を受けています(グランプリは例外)。
グランプリ優勝戦完走選手は翌年の以下のSG戦に優勝出場権がもらえるのですが、
・ボートレースクラシック
・ボートレースオールスター
・グランドチャンピオン
・オーシャンカップ
・ボートレースメモリアル
・ボートレースダービー
白井選手については上記の優先出場が適用されず、次にSGにでられるのは秋のボートレースダービーからとなってしまうはずです。
さらに、今回、グランプリのトライアル2ndで4205 山口剛選手と4686 丸野一樹選手がフライングのため、SG4節選出除外となります。
まとめるとこんな感じ。
開催月 | SG | 選出基準 | 白井選手 | 山口選手、丸野選手 |
3月 | ボートレースクラシック | G2以上優勝者など | 出場できない | 出場できない |
5月 | ボートレースオールスター | ファン投票 | 出場できない | 出場できない |
6月 | グランドチャンピオン | SG出場得点 | 出場できない | 出場できない |
7月 | オーシャンカップ | G2以上の着順点 | 出場できない | 出場できない |
8月 | ボートレースメモリアル | 場からの推薦 | 出場できない | |
10月 | ボートレースダービー | 勝率上位 | ||
11月 | チャレンジカップ | 獲得賞金32位まで | ||
12月 | グランプリ | 獲得賞金18位まで | ||
12月 | グランプリシリーズ | 獲得賞金60位まで |
チャレンジカップ、グランプリ/グランプリシリーズは賞金上位から選出される基準なので、SG、G1の出場回数が例年よりも少なくなってしまう中でどこまで上位に食い込めるのか。
峰竜太選手も2023年10月のボートレースダービーからSG戦の出場停止がとかれるので2023年のSG戦線が早くも気になります。