7月になりました!7/1以降に始まるレースからボートレーサーの等級は2023年後期の等級が適用されています。
初めてA1級に上がるあんな選手、こんな選手は以前速報でまとめました。
今日はA1常連組について調べてみたいと思います。
激レア20年以上A1維持選手
過去に何度も書いていますが、A1級になる条件は出走数と勝率。
出走数は半年間で90走以上、勝率は期間によって多少違いはありますがだいたい6.22以上くらいです。ケガや病気で欠場が続いたり、F休みが立て続けに入ったり、女子選手は産休などで休みを取ったりすると90走を維持することは難しく、どんな理由であれ90走に満たなければA1級にはなれません。
この条件が意外と難しいのか、SG常連組で強い選手という印象が強い選手でもずっとA1級を維持していなかったりします。
出場停止処分による出走数不足でB1落ちしていた峰竜太選手などが有名ですね。
そんな中20年以上A1級から一度も落ちずに現在も現役の選手が19人います。
ボートレーサーは約1600人なので全体の1%という激レアキャラ
登番 | 名前 | 養成期 | SG優勝回数 |
3159 | 江口晃生 | 54 | 2 |
3415 | 松井繁 | 64 | 12 |
3435 | 寺田千恵 | 65 | 0 |
3499 | 市川哲也 | 67 | 4 |
3590 | 濱野谷憲吾 | 70 | 5 |
3679 | 飯島昌弘 | 73 | 0 |
3719 | 辻栄蔵 | 74 | 3 |
3721 | 守田俊介 | 74 | 2 |
3737 | 上平真二 | 75 | 0 |
3744 | 徳増秀樹 | 75 | 1 |
3780 | 魚谷智之 | 76 | 3 |
3897 | 白井英治 | 80 | 3 |
3909 | 佐々木康幸 | 81 | 1 |
3941 | 池田浩二 | 81 | 10 |
3942 | 寺田祥 | 81 | 2 |
3959 | 坪井康晴 | 82 | 3 |
3960 | 菊地孝平 | 82 | 5 |
3978 | 齊藤仁 | 83 | 0 |
4044 | 湯川浩司 | 85 | 4 |
20年以上A1という第一線で活躍している選手は最近でもSGでもよく見る選手ですね。
10年連続も意外と少ない?
20年以上A1となるとそもそもデビューしてからのキャリアが20年以上ある必要があるので、もう少し期間を狭めて、ここ10年連続でA1級を維持している選手も調べてみました。さすがに少し人数が多くなりましたがこちら。
登番 | 名前 | 養成期 | SG優勝回数 |
3388 | 今垣光太郎 | 63 | 9 |
3854 | 吉川元浩 | 79 | 4 |
3898 | 平田忠則 | 80 | 0 |
3946 | 赤岩善生 | 82 | 1 |
3961 | 谷村一哉 | 82 | 0 |
3995 | 重野哲之 | 83 | 1 |
4024 | 井口佳典 | 85 | 6 |
4025 | 山本隆幸 | 85 | 0 |
4042 | 丸岡正典 | 85 | 2 |
4061 | 萩原秀人 | 86 | 0 |
4063 | 市橋卓士 | 86 | 0 |
4074 | 柳沢一 | 86 | 1 |
4075 | 中野次郎 | 86 | 0 |
4096 | 石橋道友 | 87 | 0 |
4108 | 吉村正明 | 88 | 0 |
4136 | 江夏満 | 89 | 0 |
4168 | 石野貴之 | 90 | 10 |
4174 | 赤坂俊輔 | 90 | 0 |
4188 | 久田敏之 | 91 | 0 |
4205 | 山口剛 | 91 | 1 |
4237 | 大峯豊 | 92 | 0 |
4238 | 毒島誠 | 92 | 7 |
4256 | 渡辺浩司 | 93 | 0 |
4262 | 馬場貴也 | 93 | 3 |
4266 | 長田頼宗 | 93 | 1 |
4278 | 藤岡俊介 | 94 | 0 |
4296 | 岡崎恭裕 | 94 | 1 |
4297 | 山田哲也 | 95 | 0 |
4330 | 奈須啓太 | 96 | 0 |
4337 | 平本真之 | 96 | 3 |
4344 | 新田雄史 | 96 | 3 |
4362 | 土屋智則 | 97 | 1 |
4364 | 池永太 | 97 | 0 |
4366 | 前沢丈史 | 97 | 0 |
4397 | 西村拓也 | 98 | 0 |
4418 | 茅原悠紀 | 99 | 1 |
4444 | 桐生順平 | 100 | 3 |
4477 | 篠崎仁志 | 101 | 1 |
4504 | 前田将太 | 102 | 0 |
4547 | 中田竜太 | 104 | 0 |
20年まではいかないけれど10年以上A1維持している選手はちょうど40人。20年以上維持の19人と合わせても59人。現役レーサーの中で4%にも満たないレアキャラでした。
A1維持選手のSG制覇率
さりげなく表にSG優勝回数を記載していますが、長年A1を維持し続けているトップ選手はやはりSG制覇者が多い!
10年以上A1維持選手のうち、1回でもSGで優勝経験がある選手は34人。SG未制覇25人よりも多数派なのです。
一度もA1級に昇格せずに引退する選手もたくさんいる中でA1を維持しているだけでなく制覇しているのももはや当然といったこのレベルの選手たちはA1級の中でも格が高いと考えてよいでしょう。
10年A1維持しているけれどSG出場経験がない
今回、10年以上A1級を維持しているとしてリストアップした59人の選手の中で、たった一人だけ、SG出場経験が一度もない選手がいました。
それが、
4337 平本真之選手や4344 新田雄史選手と同期の2005年デビュー。
2012年後期からずっとA1級を維持していますが、SGへの出場経験はありません。
奈須選手はG1戦への出場は今も結構あるものの、G1優勝経験はなし、また一般戦も優出は多いものの優勝は年2~3回。年によっては優勝がない年もあります。
それでもA1維持の条件はグレードレースの結果や賞金、優勝回数ではなく、「出走数」と「勝率」。SGに出なくても、優勝が多くなくても勝ち方次第で10年間A1級は維持できるのでです。
最近は女子選手やグレードレースで活躍する選手ばかりが目立ちますが、10年以上ずっとコンスタントに出走し続け、かつ勝率も上位の方を保ち続ける目立たない実力者にも目を向けていきたいと思います。