GI 関東地区選手権で優勝した3716 石渡鉄兵選手が優勝者コメントで「キャリアハイは狙っていきたい」と言っていました。
石渡選手は1974年生まれの48歳。昨年息子の5279 石渡 翔一郎選手もデビューしたベテランです。
そこでふと思ったのです。ボートレーサーは現役時代が長いとはいえ、キャリアハイになるのはいくつくらいなんだろうと。
そこで、直近10年間獲得賞金100位以内に入り続けているボートレーサーを対象に、何歳の時に賞金MAXを迎えているのかグラフにしてみました。
53歳:ベテランの賞金推移比較
まずは1969年生まれ、53歳の今垣光太郎選手と松井繁選手のここ10年の賞金比較です。
まず10年連続で獲得賞金100位以内にいるということだけでも凄いのです。
松井選手は45歳の時の2014年がここ10年で最も賞金が高くなっていますが、もっと前から活躍し続けているので獲得賞金がもっと多い年がもっと前にあったかもしれず、過去10年だけでキャリアハイはいつかというは判別できなそうです。
しかしこのグラフからわかることとしては今垣選手も松井選手も50歳台に突入しても獲得賞金は年によって上下していて、50台になっても年齢が上がるほどの獲得賞金が下がっているわけではないということです。
44歳:マスターズ手前の強豪選手たち
過去10年連続で賞金100位以内の選手では1978年生まれ、44歳の選手が多くいたのでそのうち、池田浩二選手、寺田祥選手、菊地孝平選手の3選手を比較してみました。
池田浩二選手は35歳の年である2013年が最も高い賞金ですが、寺田祥選手は比較的最近、42歳の2022年が突出して賞金が高くなっています。
30代半ば:今一番勢いと実力が充実している頃?
次は30代の選手の比較です。
現在30代半ばである1986年生まれの桐生順平選手、1987年生まれの茅原悠紀選手、篠崎仁志選手の比較です。
桐生選手が2億以上稼いで賞金王になったのは31歳の時!茅原悠紀選手は27歳の時に賞金王!
若くして稼ぎすぎ!
この選手たちは直近10年賞金100位以内に入っているということは25歳くらいからずっと賞金上位(だいたい3,000万円以上)ということです。稼ぎが一般庶民の感覚と離れすぎてるー。
やはり最初に取り上げた今垣選手や松井選手ももっと若い頃にキャリアハイと言える頃があった可能性が高そうですね。
グラフをLooker Studioで公開中
なんとなく30代半ば~後半が一番稼げる時期なのかな、という気はするのですが、どの選手も年によって賞金額が上下するためきれいな推移を追うのは難しそうです。
今回は「賞金」という指標で、特に賞金を多く稼いでいる選手を同年代ごとに見てみましたが、もっと多くの選手のデータで検証してみるともう少し傾向値が出てくるかもしれません。
今回のグラフはLooker Studioで作成しました。(データポータル、データスタジオからまた名前が変わったのね)
オプション機能で今回表示した選手も見られるようになっているので公開します。