ボートレース優勝戦は1-234を買っておけば儲かる?検証!

優勝戦はイン逃げ率が高い?

最近、ボートレース場×買い目のかけ合わせて色々調べているのですが、やっぱり一律で同じ買い目で賭けていたら儲けられるほどボートレースは甘くありません。
ただ、同じ買い目が出やすい条件というのはいくつか存在します。

その一つが「優勝戦」。

優勝戦は一般戦に比べてどこの場でもイン逃げ率が高い傾向にあります。
それは当然で、優勝戦の枠番はそれまでの予選、準優勝戦の勝率や順位が高い人から内側の艇になるように決まっています。
つまり、その節で一番勝つ確率が高い人からインによっているのでイン逃げが多くなるのは当然と言ったら当然です。

実際に2019年1年間の全場での2連単上位の出目と優勝戦での上位の出目の出現率を比較してみました。

2連単優勝戦全レース
1-2   27.2%19.0%
1-3   19.8%14.6%
1-4   12.7%10.5%
合計59.6%44.2%
2019年 2連単出現率

しかも上のデータは全場合計での結果なので、場ごとに見ると優勝戦の出目が大きく偏っている場もあります。

例えば下記の津、宮島、三国、大村の4場は優勝戦と他のレースとのイン逃げ率の差がはっきりしています。大村や津はイン逃げが強い場として印象が強いのでわかる気もしますが、宮島、三国は特にインが強い場として有名ではないのでやはり優勝戦補正があるのだと思います。

宮島
2連単優勝戦全レース2連単優勝戦全レース
1-2   25.0%21.3%1-2   30.6%19.3%
1-3   34.4%16.0%1-3   16.7%16.3%
1-4   12.5%10.1%1-4   25.0%9.8%
合計71.9%47.4%合計72.2%45.5%
三国大村
2連単優勝戦全レース2連単優勝戦全レース
1-2   30.6%21.3%1-2   24.3%23.2%
1-3   16.7%14.3%1-3   24.3%19.0%
1-4   22.2%10.1%1-4   21.6%12.0%
合計69.4%45.8%合計70.3%54.1%

優勝戦イン逃げは手堅いぶんだけ儲けも薄い

もちろん優勝戦はよりインが強いことなどボートレースをやっている人はよくわかっています。そのため、出現しやすい反面、優勝戦のほうがイン逃げのオッズは低い傾向にあります。
実際に全場の優勝戦と全レースでの2連単払戻金の平均は以下の通りです。

2連単優勝戦全レース
1-2   ¥290¥427
1-3   ¥442¥527
1-4   ¥559¥695
2019年 2連単平均払戻金

やはり、特に1-2が安いです。

優勝戦1-234の回収率はどのくらい?

全場で優勝戦だけ
1-234
の1流しの2連単 3通りを買った場合の回収率はどうなるでしょうか。

2019年の全優勝戦では
回収率79.0%
でした。

ただし、場を絞ると回収率が100%を超える場がありました。

それは、多摩川

回収率105.4%!

ちなみに、1-2のオッズが低いので
1-2 ×200円
1-3 ×100円
1-4 ×100円
の400円で賭けた場合、回収率は107.0%に上がります。

多摩川いいじゃん。

2020年も1-234で儲かるのか?

多摩川の優勝戦は1-234の3点賭けで回収率100%超。

しかしこれはあくまで2019年のデータ。
2020年も本当に同じ傾向?

そう思って、以前DLした2020年5月~11月末のデータでも同じ計算をしてみました。

すると、、、、恐ろしいことに
多摩川 回収率61.0%

思いっきり損します。
2019年は63%あった1-234の出現率も47%に低下していました。

しかし!逆に回収率の高い場もありました。

それが
津   111.8%
浜名湖 103.9%

前から何度も出ていますが、やはり一定期間の検証結果はあくまでその期間での結果でしかなく、未来も同じ確度で出るとは限りません。

あくまで確率は2連単1/30、3連単1/120。
もちろん実際にはインが強いのは明確ではあるのですが、これ以上の確率で来る、という確証はないのです。

予想する際に大きな傾向をつかんでおくのは知識として重要ではありますが、やはりレース毎に選手の得意不得意コースや枠番の組み合わせ、当日の天候やモーター、展示の状況など、総合的な判断が必要ですね。

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