2023年最初のSG、ボートレースクラシックの出場選手が発表されました。
ボートレースクラシックの選出基準は以下です。
- 前年のグランプリ優出選手
- 前年のSG、G1、G2優勝者
- 前年の優勝回数が多い選手
上から順に優先度が高いため、前年の優勝回数が何回であればクラシックに出られるのかというのは年によって変わります。しかもこの「優勝」はグレード関係なしなのでG1などのグレードレースへの出場や活躍が少なくても一般戦での優勝回数が多い選手が選出される可能性はあります。
最低何回優勝すればクラシックに出られるのか
ボートレースクラシックの出場人数は52人。2015年から2023年の選出順位52位の選手の優勝回数をっ調べてみました。
以下が52位で選出の選手の前年優勝回数です。
年度 | 登録番号 | 選手名 | 優勝回数 |
2023 | 4848 | 仲谷颯仁 | 5 |
2022 | 4719 | 上條暢嵩 | 6 |
2021 | 4848 | 仲谷颯仁 | 5 |
2020 | 3903 | 白石健 | 5 |
2019 | 4586 | 磯部誠 | 5 |
2018 | 3159 | 江口晃生 | 5 |
2017 | 3903 | 白石健 | 5 |
2016 | 3635 | 石田政吾 | 5 |
2015 | 3618 | 海野ゆかり | 5 |
優勝回数5回が多いようですが、毎年予備選出の選手も優勝回数5回で、勝率勝負となっています。さらに、2022年は優勝回数が多い選手が多く、6回でも予備としての選出がいましたので、優勝6回でも安全圏とは言えないようです。
年間優勝何回できるの?
逆に優勝回数が多い選手はどれだけ優勝しているのか。これも調べてみました。
こちらが各年の優勝回数が最も多かった選手の優勝回数です。ただし、クラシック出場選出順位から出しているので、もしかしたらフライングや処分等の理由で優勝回数がもっと多いけれどクラシック選出資格がなかった選手がいるかもしれません。
年度 | 登録番号 | 選手名 | 優勝回数 | 選出理由 |
2023 | 4932 | 新開航 | 10 | G1優勝 |
2022 | 3573 | 前本泰和 | 9 | SG優勝 |
2021 | 4320 | 峰竜太 | 14 | グランプリ優出 |
2020 | 3897 | 白井英治 | 9 | グランプリ優出 |
2019 | 4320 | 峰竜太 | 8 | グランプリ優出 |
2018 | 4190 | 長嶋万記 | 8 | 優勝回数 |
2017 | 4168 | 石野貴之 | 9 | グランプリ優出 |
2016 | 4019 | 笠原亮 | 10 | SG優勝 |
2015 | 3573 | 前本泰和 | 11 | 優勝回数 |
2021年(優勝回数としては2020年中)の峰竜太選手の14回は相当多いですね!優先度の高いグランプリ優出が選出理由になっていますが、峰選手はこの年SG優勝、G1優勝もしています。また、2017年の石野貴之選手も同様に、選出理由はグランプリ優出ですが、SG2回優勝、G1優勝もしています。
純粋に優勝回数の多さが選出理由となっているのはここ9年では2018年の長嶋万記選手と2015年の前本泰和選手の2人だけです。優勝回数が多い選手はSG、G1でも活躍しているんですね。
優勝0回でもクラシックに出場できる!
最初に記載した通り、ボートレースクラシックの選出基準の最優先は「前年のグランプリ優出者」なので理論的にはグランプリ優出していれば年間で1度も優勝していなくてもクラシックに選出される可能性があります。
ですが、ここ9年ののべ468人の選出選手のほとんどが年間1回以上は優勝しています。しかし、1人だけいました。優勝0回でクラシックに選出されている選手が!
それが、2019年の3960 菊地孝平選手。この前年、菊地選手はグランプリ優出はしていますが、優勝回数は0です。この9年のクラシック選出者の中で優勝回数0はこの菊地選手だけでした。
優勝回数が大いに越したことがないですが、例えば2022年4205 山口剛選手がSG優勝がないながらも、SG優出の回数が多く、一時期賞金ランキング1位をひた走っており、最終的な賞金も3位でした。
優勝回数、勝率、賞金、、、色々な評価軸で注目できるのもボートレースの楽しいところですね。
ボートレーサーにとって初めてのSG出場はどのSGが多いの?というのと各SGの選出基準は以前になんとなくまとめているのこちらもご参考まで。