2022/2/17、ボートレース児島「児島ガァ〜コピア開設10周年記念競走」の7Rで3連単¥238,440の特大万舟が発生しました。
これは2021年11月にデビューしたばかりの129期 5206 梅原祥平選手が6コースからまくり差して初1着をとったことが大きな要因と思われます。
ところでこの2連複の「特払い」って何?70円て……。
ボートレースの払戻金の分配方法
そもそもボートレースの払戻金は勝式ごとに賭けられた金額の総額から、控除率25%分を引いた金額を的中券で山分けするような方式になっています。
ボートレースでは3連単が最もよく売れているので基本は各レース3連単の払戻金が最も高くなっていることが多いですが、たまに2連単のほうが高い払戻金になるレースがあるのは、3連単よりも2連単のほうが賭けられた総額が多かったり、賭けられた金額に対する的中者が少なかったという理由が考えられます。
で、特払いって何?
特払いというのはその勝式で、的中の舟券を購入した人が誰もいなかった場合、その勝式の的中以外の舟券に対して一律70円の払い戻しがされるという仕組みです。
的中券が一切買われていなかった場合なので、その勝式が全体的に売れていないか、非常に人気がない組み合わせということになります。
特払いってどのくらいの確率で発生するの?
興味本位で2018/1/1から2022/2/19の約4年間の全レースでいずれかの勝式で「特払い」が発生しているレースを調べてみました。
集計したレース数が226,794レース、そのうち特払いがあったレースは541レース。発生確率は0.24%でした。
すごく少ない確率ですが、ボートレースは全国24場あり、毎日どこかでレースが開催されているので1年間に135回くらいは発生していることなります。
ちなみに勝式ごとだとこんな発生回数です。
単勝 | 504 |
複勝 | 37 |
2連複 | 6 |
合計が541より多いのは単勝と複勝が特払いとなったレースがあるためです。
ほとんど単勝ですね。
おそらく単勝は人気選手ですと1.0倍の本返しもあり、オッズも低いため、購入者自体が少ないこと、3連単や2連単は2着や3着を「流し」指定にして購入する人が多いことが要因ではないかと思います。
特払いを知ったところで舟券予想に何か活かせるわけではなさそうなので、今日はただのボートレース豆知識でした。