ボートレース桐生で8/11から始まったお盆レース「創刊150周年記念第56回報知新聞社杯お盆レース」。その初日8Rで群馬支部の大エース、4238 毒島誠選手が+.01のフライングを切りました。
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まだ初日で、12Rのドリーム戦は1号艇に乗る予定ですが当然この節は賞典除外となります。
また、毒島選手は10/31~11/29がフライング休みとなります。
一般戦の予選レースでのフライングですが、毒島選手にとってはこのフライングは大きな意味を持ちます。
・11月開催のSGチャレンジカップがF休みで出場できない
・2013年のオーシャンカップから続いていたSG皆勤出場が途切れる
・チャレカに出られないことによりグランプリのトライアル2ndからの出場になる6位以内に入れるかが難しくなる
チャレンジカップ、グランプリの出場についてもう少し詳しく
11/22~27に開催予定のSGチャレンジカップは1/1~10/31の賞金順位34位までが出場できるSGで、グランプリ/グランプリシリーズ前の最後のSG戦です。
また、グランプリは賞金順位18位までが出場資格です。そのうち、賞金順位6位までだとトライアル1st免除でトライアル2ndからの参戦となり、より賞金王に有利です。
毒島選手は2017年以降毎年グランプリに出場し、2017年、2018年、2019年、2021年は優出もしています。(その前に2013年、2015年もグランプリ優出しています)
8/7時点で毒島選手は獲得賞金6位ですが、今回、チャレンジカップがF休みと被り出場できないことにより、グランプリまでに他のSG出場選手に賞金が抜かされてしまうことも考えられ、これはかなりピンチです。
チャレンジカップ出場予想
毒島選手以外にも現在賞金上位でチャレンジカップに出場できない選手が何名かいます。現在賞金順位34位以内ではいないのですが、これからSGボートレースメモリアル、SGボートレースダービーもあることを考えるとこれからの賞金の積み上げで出場可能性があった選手で、フライングによりチャレンジカップには出場できないことが確定になっている選手は以下です。
現在賞金順位 | 登録番号 | 選手名 | 獲得賞金 | メモリアル | ダービー | 理由 |
37 | 4075 | 中野次郎 | 33,866,133 | – | 出場予定 | F休み期間被り |
42 | 3744 | 徳増秀樹 | 32,980,500 | 予備3 | – | SG準優先でF |
58 | 4427 | 秦英悟 | 28,010,000 | – | – | SG準優先でF |
逆に今34位以下でもメモリアルとダービーで浮上してくる可能性がある選手もチェックしておきます。
現在賞金順位 | 登録番号 | 選手名 | 獲得賞金 | メモリアル | ダービー |
35 | 3557 | 太田和美 | 34,827,500 | 予備2 | 予備7 |
38 | 4297 | 山田哲也 | 33,742,066 | 出場予定 | |
39 | 4450 | 平高奈菜 | 33,437,000 | 出場予定 | 予備8 |
40 | 4418 | 茅原悠紀 | 33,379,266 | 出場予定 | 出場予定 |
41 | 4337 | 平本真之 | 33,211,000 | 出場予定 | 出場予定 |
43 | 4459 | 片岡雅裕 | 32,221,000 | 出場予定 | |
45 | 4095 | 福来剛 | 31,054,465 | 出場予定 | |
46 | 3780 | 魚谷智之 | 30,633,000 | 出場予定 | 出場予定 |
50 | 4028 | 田村隆信 | 29,542,066 | 出場予定 | 出場予定 |
太田和美選手はメモリアルもダービーも予備ではありますが、既に34位以内の毒島選手がチャレンジカップに出られないのでかなり可能性が高いのではないでしょうか。ただし、38位でメモリアルの出場が確定している山田哲也選手との賞金差は100万円程度なので予備2位のメモリアルに出場できるかが重要なカギとなりそうです。
また、40位、41位の茅原選手、平本選手はメモリアルもダービーも出場が決定しており、どちらも実力者なので、この2つSGでの活躍次第で大きく獲得賞金を上げてくる可能性大です。
逆に今は賞金順位34位以内だけれどメモリアルもダービーも出場しない選手もチェックしておきます。
現在賞金順位 | 登録番号 | 選手名 | 獲得賞金 |
3 | 4502 | 遠藤エミ | 63,416,000 |
29 | 4290 | 稲田浩二 | 36,273,066 |
遠藤選手、稲田選手ともにフライングによりメモリアルに選出されなかったことが痛手になっていそうです。ただ、遠藤エミ選手はSGボートレースクラシックを制しており、賞金順位が3位と高いのでメモリアルとダービーに出場しなくても34位以内には入ると思うのでおそらくチャレンジカップは出場できるかと思います。昨年のチャレンジカップ出場34位の選手の獲得賞金は¥48,318,500でしたので、遠藤選手は現時点で昨年の出場資格は大きく超えています。一方、稲田選手のほうは厳しい可能性が出てきそうです。
今年も残り5ヵ月弱。チャレンジカップ、グランプリ/グランプリシリーズ以外のSG戦の出場選手も決まり、既に12月のグランプリ、賞金王を視野に入れた戦いになってきました。