2024ボートレースオールスターは定松勇樹選手がSG初優勝

2024/5/26 ボートレース多摩川でSGボートレースオールスターの優勝戦が開催され、一号艇で出走した5121 定松勇樹選手が優勝しました。

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定松選手は昨年2023年のオールスターでSG初出場、今年は3月のクラシックも出場していましたが、今回のオールスターでSG3戦目にして初優出、初優勝となりました。
定松選手は養成期125期、2001年5月2日生まれで今月23歳になったばかり。これはSG優勝選手としては4番目の若さだそうです(実況で言ってました)

5121 定松勇樹 選手

もちろん記念すべき登録番号5000番台の選手初のSG優勝者です。

定松選手はこれで賞金4200万円ゲットとなるので今年はこの後も獲得賞金上位選手が出場できるSG戦、チャレンジカップやグランプリシリーズでも注目選手となることでしょう。もしかしたらこの若さで年末のグランプリにも乗るかもしれませんね。ぜひフライングや事故なく年末まで勝利と賞金を重ねてほしいものです。

今回はついでなので5000番台ボートレーサーの初〇〇を調べてみました。

最も年長の5000番台選手

登録番号5000番台は養成期121期から存在します。基本的に同じ養成期の中だと登録番号は年齢、誕生日順に連番になりますが、登録番号5000番台の最も年長の選手は養成期122期の5020 宮村勇哉選手(1992年生まれの32歳)でした。

5020 宮村勇哉 選手

宮村選手は出走数不足で現在はB2級ですが、7月以降の2024年後期はB1級に上がる予定です。優勝経験はありませんが、昨年初優出をしています。

最年長はプロ野球選手だった131期の5259 野田昇吾選手かなと思っていましたが意外と現在30歳オーバーの5000番台ボートレーサーはいました。ちなみに野田選手は養成期130期以降ではダントツの最年長です。

5000番台初勝利

登録期5000番以降で初めて1着をとった選手はさすがにデビューが早い選手になりますね。記念すべき5000番台初1着は121期の5017 澤田尚也選手です。

5017 澤田尚也 選手

澤田選手は馬場貴也選手を師匠とし、既にG1戦にも出場している実力派若手選手です。澤田選手は2017年11月デビューで翌月の12月に初勝利を遂げています。デビューから初勝利が早い選手で言うと122期の5028 原田才一郎選手は初出走で初勝利しており、デビュー初日と最も短く、他にもデビュー節に初勝利した選手は何人かいます。

5000番台初優出

5000番台選手で一般戦初優出は121期ではなく122期の5026 安河内健選手です。2019年8月に初優出しています。

5026 安河内健 選手

安河内選手は2023年オールスターでSG出場経験もあります。
ちなみに5000番台の初優出2番目も121期ではなくさらに1期後輩の123期 前田滉選手です。

5000番台初優勝

5000番台で一般戦初優勝が最も早かったのは122期の5042 畑田汰一選手。2020年5月に初優勝を飾っています。

5042 畑田 汰一 選手

畑田選手は初優勝後もさらに優勝回数を重ねてとても勢いがありました。グレードレースに出るようになってから少し成績が低迷しA2級で足踏みしていましたが2024年からは再びA1級に戻ってきているのでこれからまたG1戦に出る機会が増えるのではないでしょうか。

5000番台G1戦初出走

5000番台でG1戦初出走はちょっと意外。123期の5067 山田真聖選手です。2020年1月18日にG1戦に初出走しており、これは5000番台の中ではダントツに早いです。(他の選手は2021年以降初出走)

5067 山田真聖 選手

山田選手はずっとB1級でA2級にもなったことがないはずなのになぜ、と思ったのですが、出走したのは2020年1月のG1徳山クラウン争奪戦、いわゆる地区戦に後半2走だけ出走しているようなのでおそらく途中帰郷などで選手が減ってしまったことによる追配だと思われます。基本的にA1級が斡旋されるG1戦でもこのような追配パターンでB1級在位で123期の5050 木下雄介選手と5058 前原大道選手、121期の5012 加倉侑征選手も2021年にG1初出走しています。

では5000番台で、A1級でのG1初出走は誰かというと初優勝が最も早かった122期の5042 畑田汰一選手のようです。

5000番台G1初勝利

G1初勝利は追配でB1級でありながら徳山クラウン争奪戦開設68周年記念競走でG1初1着をあげた123期の5050 木下雄介選手です。

5050 木下雄介 選手

木下選手は2度目のG1追配で初勝利を飾っています。
ところで、木下選手はまだ20代のはずですがどの写真でも雰囲気がお父さんっぽいのはなんでなんでしょうか。お子さんいるのかな?すごく他の同期の選手より貫禄あるんですよね、見た目が。

5000番台G1初優出・初優勝

5000番台でG1戦初優出は122期の5043 中村日向選手。5000番台G1初優勝も中村日向選手です。しかし、初優出・初優勝ではなく、G1優出は2022年2月、G1初優勝は2023年2月と、同じG1四国地区選手権競走で初優出し、その1年後の同じ大会で初優勝を遂げました。

5043 中村日向 選手

木下選手とは逆で中村選手は20代半ばのはずですが少年っぽい容姿ですね。でも以前の公式写真はもっと小学生みたいな見た目だったのでこれでもかなり大人びた感じになりました。最近はスポーツ紙の写真では普通の青年になってしまって少し寂しいです。

5000番台SG初出走・初勝利

5000番台SG初出走は122期の5043 中村日向選手と124期の5084 末永和也選手の2人。2人とも直前のG1地区戦を制し、2023年3月のSGボートーレースクラシックがSG初出走となりました。

5084 末永和也 選手

SG初勝利は124期の5084 末永和也選手が初出走と同じSG戦の節間に初勝利を果たしました。中村日向選手はまだSGでの1着がありません。

まとめると、定松勇樹選手のSG初優勝すごすぎ

「5000番台初」と言っても今回SG初優勝した定松勇樹選手の登録番号は「5121」。養成期121~124期の先輩たちもまだ全然手が出ていないSG初優出・初優勝を一気に駆け抜けていきました。

定松選手がすごすぎるのですが、もしかしたら同じように数年で下剋上のように駆けあがってくる126期以降の選手たちがこれから現れるかもしれません。一気に活躍し出す若手の成長に今後も要注目です。

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