2024年10月31日で2025年1月から適用されるボートレーサーの等級が決定しました。1カ月前に予想していましたが、昇格、降格が決定した注目選手をピックアップしてみます。
今回の各等級の勝率ボーダーは
A1級:6.19
A2級:5.46
でした。
前回がA1級:6.23、A2級:5.43だったのでA1級ボーダーは少し低め、A2級ボーダーは少し高めですね。なんとなくですが、A1のボーダーが低めの時はA2のボーダーが上がりがちな気がします。
初A1級昇格の注目選手
まずは若手の初A1昇格選手。
127期の同期女子2人が同時にB1級からA1級へのジャンプアップ昇格です。ちなみに2人ともA2級の経験はあります。
2025年前期、127期のA1級はこの2人だけ。同期の中では男子選手よりも活躍している注目の2人です。
彼女たちの1期後輩の128期もA1級は2人。5197 中野仁照選手(A2級から昇格)、5191 飛田江己選手(A1級を維持)です。
さらに後輩の129期はA1級が3人になります。5217 藤原碧生選手は2024年後期からA1維持ですが、こちらの2人は初A1昇格です。
同じ129期では5205 刑部亜里紗選手が勝率6.10を超え初のA1級へ勝負掛けでしたが、体調を崩し等級審査期間最後の方に出走できなかったことで惜しくもA2級となりました。
実は危険だったA1ベテラン選手とA1級残念選手
人気女子選手の4482 守屋美穂選手は勝率は70.5と十分なものの2回のフライングにより出走数ギリギリが危ぶまれていましたが無事A1級のボーダーである90走はクリアでき来期もA1級維持です。
また、若い頃から実力派の女子選手として香川のスター選手となっている4387 平山智加選手は実は勝率不足でのA1級からの脱落が危険視されていましたが、結果的には勝率6.31と来期もA1キープとなりました。
同じく香川支部の女子選手として平山選手と双璧をなす4450 平高奈菜選手はここ1年出走数や勝率の関係でA2級でしたが勝率6.71でA1級返り咲きです。
1カ月前予想でA1級が厳しいのかもと4028 田村隆信選手と4042 丸岡正典選手は田村選手が勝率6.10、丸岡選手が勝率6.11と2人とも来期はA2級となります。
また、初のA1昇格行けるかも?と名前を挙げた産休明けの4758 富樫麗加選手選手は結果的には勝率6.14でA2級確定となりました。A1昇格は逃したとはいえ、それでも長期欠場明けでB2級だったところからのA2級なので十分の実績です。
今回A1級からの降格で一番驚きなのは3590 濱野谷憲吾選手ではないでしょうか。
濱野谷選手と言えば漫画「モンキーターン」の主人公のモデルであることでも有名な50歳のベテランですが実力は全く衰えておらず比較的最近では2021年にSGオーシャンカップを制覇していますし、昨年2023年のSGボートレースオールスターでも優出しています。
濱野谷選手はボートレース公式のWebサイトでダウンロードできるデータで遡れる2000年からずっとA1級を維持しているので最低でも25年A1級から一度も陥落していません。
そんな濱野谷選手ですが、今回勝率は7.00と充分なものの出走数が90走に満たずA2級となります。
A2級になると出場できないSG戦があったりG1戦への斡旋が少なくなったりすることが予測されます。
ちなみに、常に注目し続けている前田3兄弟は2024年後期は3人揃ってA1級でしたが、2025年前期は5089 前田翔選手が勝率6.16でA2級となります。今回A1級のボーダーが6.19だったので最後の節の勝率次第でどっちに転ぶかという状況だったのですが勝負掛け失敗ということのようです。
注目のA2級昇格選手
若手で初めてA2級に昇格する注目選手も見ていきます。
最もデビューから日が浅いA級選手
132期の水谷理人選手は勝率6.05でデビュー4期目でA級昇格となりました。
注目女子選手
夫婦で初A級昇格
121期の同期夫婦ボートレーサー 5010 宇留田翔平選手と5013 山下夏鈴選手も初のA2級昇格です。2人ともこれまでずっとB級だったのですが、2人揃って同時期にA級昇格となります。
ちなみにデビューはほぼ同時ですが、山下選手は既に優勝経験がありますが宇留田選手はまだ優勝経験がなく、初勝利や初優出の水神祭も山下選手のほうが早い夫婦です。
公式データがでたらExcel化します
速報なので今日はここまで。
今回の等級審査の結果による等級は2025年1月から適用されます。
ボートレース公式からレーサー期別成績のダウンロードデータが公開されたら改めて詳細なデータをまとめようと思います。