ボートレースの一般戦を見ていてふと気づきました。一般戦は色々な等級の選手が出走しているけれど、優勝戦はほとんどA級選手だし、優勝選手はだいたいA1級の選手ではないかと。
B1級、B2級で優勝する選手ってどんな選手がいるんだろう?と思って調べてみました。
※今回は2018年1月1日から2023年6月3日までに優勝戦があったレースを検証対象としています。
B級優勝選手は全体の4%
ボートレースは全国24場のいずれかでほぼ毎日開催されているので1年間に合計で800近くのレースが開催されており、800人近くの優勝選手が排出されます。
しかし、その中でB1級、B2級の等級で優勝する選手はたった4%しかいません。
レースの中には「B級名人戦」や「B級グランプリ」といったB級選手しか斡旋されず、おのずと優勝者もB級選手となるレースもあるのですが、こういったB級選手のみのレースは年間で数回しかありません。
この5年でB級優勝回数が多いのはあの選手
2018年以降でB級で優勝回数が多い選手を調べてみました。
4320 峰竜太選手は2022年の出場停止処分による出走数不足でB1級だった時期の優勝ですね。4350 篠崎元志選手もケガによる長期休場で出走数不足で1期のみB2級だった時期のものです。4387 平山智加選手は産休明け、4571 菅章哉選手はF3によるB2級の時期によるものです。
ここで注目は5068 前田滉選手で、デビュー初優勝が一度もA級に上がる前のB1級の時、その後A2級に昇格した際は優勝なしでB1に再度戻ったときに2回優勝をしています。その後はB1級から飛び級でA1級になり、さらに優勝を2回しています。
前田滉選手は2022年の「とこなめB級グランプリ」優勝戦で峰竜太選手と直接対決を制して優勝していたり、若手ながら何度か峰竜太選手との直接対決で勝っています。
何度も出していますが、これが前田滉選手ですよ、覚えておいてね。双子の前田翔選手も顔はとても似ていますが、滉選手は茶髪で前髪が長い髪型、翔選手は黒髪のパーマです。
B級で優勝した若手に注目!
前田滉選手のようにB級の時に初優勝をしている選手を探してみました。
登録番号5000番以降で一度もA級昇格がないB級の時に初優勝している選手たちです。12人中半数の6人が初優勝後にA級昇格をしています。
今期初優勝したばかりの4選手が今後A級に昇格するのか要注目です。
特に5034 若林義人選手は既に2回優勝していて2023年後期はA2級に昇格予定です。この顔、覚えておきましょう。
優勝が早ければいいってものでもない
A級に昇格するのに優勝経験、回数は関係ありません。実際に最近SGボートレースオールスターで活躍した倉持莉々選手も優勝経験なしでA1級に昇格しています。6/3に初優勝した西岡成美選手もA2級での初優勝でしたね。
B級で優勝経験があることが必ずしもその後の活躍につながるとは限りませんが、優勝が早い選手のほうがその後A1級への昇格が多い傾向はあるようです。
以前にも優勝経験なしの選手を調べたこともありました。既に結構年月が経っているので現在は既に優勝経験を重ねている選手もいますが懐かしい気持ちでこちらも見ていただければと思います。