2022/5/8、ボートレース平和島で本日まで開催していた一般戦「第45回京急電鉄社長杯」の優勝戦にアウト屋として有名な3857 阿波勝哉選手が6号艇で出走しました。
結果は4着でしたが、阿波選手が優出するのは2020年3月以来2年ぶり。その前の優出は2016年なので持ちペラ制度がなくなった今でも頑なにアウト屋一本を貫く阿波選手が優勝戦に乗るということで、今日は平和島の優勝戦に注目していた人も多かったようです。
おそらく「応援舟券」として阿波選手を買った人も多かったのか、単勝オッズ、複勝オッズは4号艇、5号艇よりも低くなっていました。
ちなみに優勝したのは単勝オッズが一番高い4号艇の3385 渡邉睦広選手でした。
アウト屋である阿波勝哉選手は、どの艇番でも基本的にアウトコースからスタートするので3号艇だった準優勝戦でも6コースからスタートしていました。番組マンもアウト屋であることがわかっているため阿波選手は5号艇か6号艇にしかレースを組みません。ただし、デビューしたばかりの新人がいる時などは6コースからではなく5コースからスタートすることもあるようです。
また、最近は菅章哉選手を筆頭にチルト角度を3度に跳ね上げて捲り勝負する選手が増えましたが、元々「チルト3度」といえば阿波選手を思い浮かべる競艇ファンも多いはずです。ボートレース平和島は最大チルト角度は3度ですが、今回阿波選手はチルト0.5〜1.0で出走していたようです。必ず3度にするわけでもないんですね。
持ちペラ制度がなくなってからアウト屋で勝つのは難しくなったと言われていますが、それでも今回のように優出し、来期からはA2級に昇格する阿波勝哉選手はこれからもまだまだボートレース界で注目を集めそうです。