2022/20/8 ボートレース徳山で開催されていた一般戦「楽天銀行杯争奪戦」の優勝戦で珍しい事態がありました。
ピット離れから2号艇 赤岩善生選手がインを奪取しようと最内に入ってターンマークぎりぎりを走行していたところ1号艇の海野康志郎選手が後ろから赤岩選手に乗り上げてしまいました。結果的にゆっくりと沈み行く赤岩選手の2号艇。
レースは沈没した2号艇を除いた5艇でピット離れから仕切り直し。
結果は1号艇 海野康志郎選手の優勝となりましたが、沈没した赤岩選手はL(出遅れ)の結果となりました。
ボートレース公式サイトのリプレイ映像では仕切り直して2号艇が最初からいない5艇の状態のピット離れからしか映っていないので、リプレイで見た人は「赤岩選手のLってどういうこと???」となるかもしれませんが、最初のスタート前の待機行動ではガッツリと海野選手が赤岩選手のボートに乗り上がってしまっていました。(公式の動画にはそのシーンがもう残っていないようなので、気になる方はSNSで「徳山優勝戦」などで検索すると個人の投稿で動画が見つかると思います。ゆっくりと沈みゆく赤岩選手が切ないです)
海野選手は優勝は優勝ですが、おそらく待機行動違反(事故点2点)をとられているのではないかと思います。
また、赤岩選手のL(出遅れ)ですが、Lは選手責任外であれば30日間の休みはつかないのではないかと思います。(フライングは絶対に選手責任なので回数に応じた休みを取る必要がありますが、Lは選手責任の場合のみ30日の休みとなります)
ただ、待機行動のルールは非常に素人にはわかりにくく、そもそも最初のイン取りが何か違反になっていたりすることもあるのかもしれません。
せっかくの優勝戦ですがなんとも後味の良くないレースになってしまい、やはり無事故無違反でこそボートレースを楽しめるのだと改めて感じる事故レースでした。